やわらかな青い空を背に

春が近づくと桜の開花が待ち遠しくなるのは、誰しも同じ気持ちかもしれない。

それなのに、長い間待ちこがれた桜は、いたずらな風になぶられ、あるいは冷たい雨にうたれて、はかなくも散ってしまう。桜の花を愛でるには、根気とタイミングが重要だ。

病院にくる患者さんも、自分の番は今かいまかと長い間じっと待っている。それなのに、あっという間に診療が終わってしまうのでは、とても申し訳ない。

また、たとえば膀胱や前立腺の検査では、尿が十分に貯まっていないなどの理由で予約時間通りに検査や診察ができず、尿が貯まるまで患者さんにお待ちいただかなければならないこともある。

それでも私たちは、患者さんの待ち時間がなるべく短くなるよう日々工夫を重ね、さらには患者さんが"明るい気持ちで"ご帰宅できるよう、努力していきたいと思う。
(PC版「随筆その11やわらかな青い空を背に」より抜粋)

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